
水輪書屋(すいりんしょおく)/ みなわプロジェクト Suirin shooku / Minawa Project

1. まずは京都駅からJR奈良線に乗り、JR奈良駅でJR桜井線に乗り換え。たった2駅で奈良の帯解(おびとけ)駅に到着。京都から乗車時間約1時間ほど。なんだか意味深な名前の駅である。
気持ちの良い快晴。アクセスはとても良く、この駅から徒歩10分位である。車がなくても行くことができる。

2. 心安らぐような景色が続く。遮るものが何もないので、カメラを下げながら日傘を広げた。格好良くないが、日光で片頭痛が起こるので仕方がない。

3. 牛さん。道中もなかなか楽しい。

4. この方はやはりあの人かなぁ...

5. ご近所もとても立派で最初こちらかと思った。とても丁寧に住まわれてる感じがする。
伯爵と林氏が車で到着。ご挨拶していよいよ修復前のお宅を拝見する。

6. まずはこちらから入る。表門ではない。まだ樹木が手入れされていないが、秋が感じられて良い感じ。期待が高まる。

7. 表門はこちら。広大な敷地である。400坪あるという事で、私のカメラでは捉えきれない。ご興味のある方はgoogle mapやFacebookで「みなわプロジェクト」と検索してみると、上空からの全体写真を見る事が出来る。

8. こちらは昭和を感じさせる可愛らしい椅子。おしゃべりが弾みそうだ。

9. 年季を感じる農機具。

10. 元々お住まいになっていたおばあ様がお嫁に来た時に乗っていた籠。後に京都の豪農の家でも嫁入り用の籠を見た。お金持ちは凄いのだ。

11. 壁の質感と温度計のマッチングが堪らない。

12. 昔のMacintosh! こういったものが入り乱れているのが面白い。

13. Men's BIGIのポスター。格好いい!

14. 蔵の壁にカタツムリがカラカラに乾いて息絶えていた。不思議に美しい。

15. 壁に吊るされているおみくじみたいな形の農機具。どのように使うのだろう。

16. 沢山ある蔵の一つで見かけた番傘。

17. 蔵の2階。なんだか事件現場みたいで面白い写真になった。

18. 巨大な貯穀器。魅力的なデザインと色合い。

19. 箪笥に入っていたお洒落なハット。

20. こちらは新聞紙に包まれて何が入っているのだろう。

21. ホーローのおまる!そういえば、小さい頃我が家にもあったような気がする。

22. 蔵の2階の窓から表門が見える。

23. これは船の形をしているように見える。何か神事に使うのだろうか。

24. 蔵の階段の側面。様々なものがぶら下がっていて楽しい。

25. この謎の柱に吊り下がっている菱形のオブジェは何に使うのだろう??

26. 蔵の2階から見下ろした所。上がり降りは注意せねばならない。

27. 美しく編まれた籠。花を生けたら良さそう。

28. 炊飯器と日本酒の箱のよう。ヂャーというのが良い。若い人には多分通じないだろうう。

29. もはや壁自体がアート。

30. 何が包まれているのだろう。新聞紙を解いてみたい。

31. とある蔵の一階。

32. 箱に明治十四年と書いてあるのがはっきり読み取れる。

33. こちらは着物が入っていた箪笥か。宝探しのようで楽しい。

34. 季節ごとに器がきちんと整理され、中身が箱に記載されている。

35

36. こちらは火鉢。

37. 日本人以外には棺(coffins) にしか見えないであろう。

38. 立派な箪笥。

39

40

41

42. しっかりとした天井の梁。

43

44

45

46. 手作りだろうか。放置されていても輝きを放っていた。

47. 割と現代に近い物と古いものがミックスされているのが面白い。

48. 昭和五十六年。

49. こちらはかなり古そうだ。

50. 木製のゴルフクラブ

51. ディテールが美しい。

52. 子供の頃、こんな感じの時計が家にあった気がする。このお屋敷の中では新しい物。

53. 木箱に入ったお重。

54. お庭にあった井戸の上の滑車部分。

55. 張子の虎。

56. 様々な時代のものが入り混じっていて、探検するのが本当に楽しい。

57. これも子供の頃を思い出すような電気スタンド。スイッチはonとoffだけ。家電って昔はシンプルだった。

58

59. この照明器具は何か使えそう。美しいデザイン。

60. あやめ?が描かれた屏風絵を見せていただいた。

61. 他にも沢山あったが、ごく一部だけ撮らせてもらった。

62. お仏壇。

63. お屋敷を見守っているように光を放っていた。

64. アンティークショップみたいである。

65. 書も幾つもあった。伯爵は家に残っていた物を、それぞれの専門家に価値を鑑定してもらったよう。

66. 繊細な欄間

67

68

69

70. そんなに古い時代のものではないだろうが、私から見ると充分素敵である。

71. シルエットも美しい。

72. JUNのシールが貼ってあるギター。なんとなく年代が想像できる。

73. 箪笥の上にモーニングが入った箱、その上にもギターがある。

74. そういえばこういうしっかりした灰皿は、外では見かけなくなった。

75. お風呂場の照明

76. 水琴窟があった中庭。牛が祀られている。

77. 表門に夕陽が差してきた。

78. 正面から見た所。

79. ディテール

80. 屋根に鳥の像がある。可愛らしい。

81. 日が暮れてきた。
伯爵にお屋敷の近所もご案内していただいた。伝統建造物保存地区かと思うような一帯で、またご近所の方がとても優しく歓迎して下さったのが嬉しい驚きだった。

82. 歩道橋がアート化していた。夕陽を浴びて更にいい感じに。

83. 歩道橋の上から見た窪之庄町。本当に伝統建造物保存地区のようである。

84. ひび割れも蜘蛛の巣も下手な作品より、よっぽどアートである。

85. 肝心な所が消えている楽しい看板。

86. 今や牛乳を配達してもらう家も少なくなっただろうが、こうした愛らしい箱はまだ見つける事ができる。

87. お猫様か?

88. ツボだった看板だらけの木造のお家。奈良一安いミカサカメラはまだあるのだろうか?

89. 風化というのは美しいものである。

90. 森と一体化した倉庫

91. 地元の方が案内して下さった八坂神社(牛頭天王社)

92

93

94. 夕方の光が木々に差して幻想的な雰囲気に。

95

96

97. この町はいつも夕焼けが美しいそうだ。この日も然り。

98. 気がつけば水も飲まず、おそらく3時間以上も撮影に没頭していた。暗くなってきたので再び駅に向かう。

99. ご近所の方にバスの方が本数があるわよ、と教えていただき、時刻表を見ると確かに数が多いので待っていた。しかし何故か上手く捕まえることができず、結局しばらく待った後で、諦めて駅まで歩く。辺りはもう真っ暗になっていた。

100. 夜の帯解駅。

101. 跨線橋を渡り、反対側のホームへ。

102. こういった表示が日本中にあるが、1日も早く無くなりますように。

103. どなたかの忘れ物。きっと手作りだろう。写真は撮るのに、あまりに疲れていて、駅員さんに届けるのを忘れてしまった。申し訳ない。
伯爵、改めて長時間ご案内ありがとうございました。かなり興奮して相当撮りましたが、全く時間が足りませんでした。あれから手入れされて随分と変わったことでしょう。完成を楽しみにしています。
ご興味のある方は是非Facebookページ、水輪書屋/みなわプロジェクトをフォローしてみて下さい。近況が載っています。
All Photos by Aki Fujita Taguchi
個々の写真のダウンロードや無断使用は固くお断り致します。ご使用希望の方はこちらよりメールでお問い合わせ下さいませ。よろしくお願い致します。